これまで、木製雑貨や住宅建築に用いられる木材は海外から輸入された木材であることが少なくありませんでした。海外で伐採された木を丸太のまま輸出し、日本に届いてから必要に応じた加工を施して使用するというのが一般的な流れです。

しかし、最近は諸外国で丸太の状態での輸出に非常に高い関税がかけられるようになってきており、伐採した木をその国で加工し合板にして輸出するようシフトしてきています。合板にするには現地で人の雇用が生まれ、手を加えるため売値が高まるため、輸出国にとってはメリットが大きくなります。

一方木材を輸入する日本にとってはデメリットが多く、丸太は税関が高く輸入しにくい、合板は売値が高く輸入しにくいといったことから、最近は国産の木材に注目が集まってきているのです。林野庁をはじめ国の機関も国産材の使用をすすめる政策や取り組みを行っており、今後は国産材を使用した製材業の活性化が期待されています。

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